セットのときにシャフトを握る手首を痛いほど屈曲させろと。もうこれ以上痛くて曲がりませんと言っても、それでももっと曲げろと言われて閉口したものだ。
昨日セットせずにロールしたときには招き猫の手を全く意識せずにロールに成功したので招き猫なんていらないんじゃないかと思ったが、今日OSKの動画を見ていて高野さんの言わんとしていたことの意味がようやくわかった。
上の図は艇が転覆したあと体幹を左に回して思い切り前屈し、両腕を水上高く掲げた状態を示している(片手しか書いてないけど)。
で、Aのように手首を背屈させたまま後方へスイープしていくとブレードはdiving angleなのでブレードに下向きの力が生まれて起き上がることが出来ない。
Bのように手首を屈曲させると(これがつまり猫招きの手なのだが)スイープするとブレードはclimbing angleなので身体を起こす力が発生するというわけなのだ。
ただし手首を屈曲しすぎると今度はブレードが縦になって「艇を漕いで回転させてしまう」ので注意が必要だ。スイープする時にパドルが適切な水の抵抗をキャッチしているかどうか、それを感じる気持ちの余裕とテンポを持つことが大切。Feel The Blade。
2025/4/18
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