横波が来たとき最初僕は波下(なみしも)(*)でローブレイスしていたがそうではなくて波上(なみうえ)をローブレイスするのだと榎本さんに教わった。その様子がおとといアップした上の動画の冒頭で映っている。
(*)川では川上や上流、川下や下流という言葉があるが波が来る方向と波が去っていく方向についての言葉が見当たらない。そこで波上(なみうえ)とは波が来る側、波下(なみしも)は波が去っていく側と表現してみた。
以前から横波に対する対処を知りたいと思っていたがそれについて述べているサイトや動画が見つからなかったが今日以下の動画を見つけた。
この動画では横波に対し波上に向かって身体をリーンさせ波上をスカーリングブレイスしており、その方法が非常に有効に機能していることがわかる。
そこでその理屈について考えてみる。
いま波が右から左に来るとする(1→2→3)。
(1)のとき船は左に傾く。そのとき転覆しまいと左(つまり波下)でローブレイスすると船は(2)より先に右に傾いてしまい、(3)で右に転覆する
そこで(1)では右にリーンして持ちこたえ、(3)が来たときに右でスカーリングブレイスすれば転覆を免れる。
ということなのかもしれない。
追記: 動画のコメントでは小波をやり過ごすためにハイブレイスでスカーリングブレイスするとひどい怪我をするので1〜1.5メートルくらいまでの波ならローブレイスでよいという意見を書いているひともいた。
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