PAKAYAK2回目ですぐに不安感は消失したが1回目のあと考えた。怖いのは転覆を経験していないからだ、何度も転覆すれば慣れるしどの程度傾けば転覆するか、そしてどの程度まではパドルで修復可能なのかを体験しておくことが大切なんじゃないか。
それで昨日転覆とセルフレスキューを練習しに千丈寺湖へ行ってきた。
ちなみに行く前に繰り返し見て学習したのはこの動画↓
そしてこれが僕の転覆編↓
Cowboy Scrambleを試みるも失敗↓
↑手だけで這い上がろうとすると船体が回転してしまう
Cowboy Re-Entry 失敗1回目
Cowboy Re-Entry 失敗2回目
↑これを見るとフロートパドルを全然有効に使えていないことがわかる
まず転覆する前にどの程度揺れても大丈夫かやってみたら結構安定していてなかなか転覆しないので意を決して転覆した。それからパドルにフロートを装着して息を吹き込んで膨らました(このとき挿入口をしっかり閉めなかったためにフロートの間に水が入って重くなって後々やりにくくなった。
次にYouTubeで一番簡単そうに見えたHeel Hook Rescueというのをやってみたが左足はコックピットに入るが右手でパドルを船体に乗せて一気に這い上がろうとするが全然身体が上がらない。次にCowboy Scrambleに挑戦したがこれもダメ。次に船尾からCowboy Rescueをやってみたが途中まで匍匐前進しても中央くらいまで来ると船体が回転してしまう。カヤックを引きながら一旦陸に上がって体勢を立て直して再びCowboy Rescueを挑戦したがダメ。
ヘトヘトに疲れて吐き気もするし、敗北感で泣きそうになりながらボンヤリした頭で車を運転して帰宅。帰宅後しばらくしたら妻が帰ってきたので「ちょっと寝る」といって寝床へ。起きたら妻がうどんを作ってくれていたが身体が冷えているのでうどんにたむらのカレーを入れてカレーうどんにして食べた。またしばらく寝て、起きてからカヤックを洗って納屋にしまった。その頃からようやく身体が温まって元気が戻ってきた。
今日一番恐怖だったのはライフジャケットのポケットから家の鍵や車の鍵が顔を出していたことだ。そのまま落としていたらと思うとゾッとする。特に車の鍵はビニール袋に入れていたのに水滴が入っていたのが大問題。なんとかしなければ。
反省点はいくつかあるが、まず手だけで這い上がろうとすると船が転覆する。一旦身を沈めてその反動でキックしながらジャンプして上体を船に被せる(この動画が参考になる)。
特にライフジャケットを着ているとどうしても身体が仰向けになってしまってそのままキックしても身体が船に乗らないのが問題だ。
船尾からカウボーイで乗るとき匍匐前進して船体の中央付近まで来ると重心が上がってきて転覆しやすくなる。出来るだけ上体を下げ、フロート側のパドルを左に短く伸ばして体重をやや左に傾けながら匍匐前進する。このとき体重を左に傾けすぎたりフロート側を長く伸ばしているとパドルとコックピットのヘリをしっかりつかんでいても「てこ」の原理で船体だけが反時計方向に回転してしまう。
動画を見て簡単そうだなと思ったがとんでもなかった。やり方さえ覚えておけば転覆したらその通り実行すればいいかと思っていたが実際に体験してみるとこれは一回やそこらでは習得できない技術であった。特に70歳も近くなってからカヤックを始めた僕のような人間にとっては練習は大切だ。
追記:
今朝起きたら胸部から肩に掛けての筋肉痛あり。昨日セルフレスキューの時に這い上がろうとして火事場の馬鹿力みたいに力が入っていたせいだろう。
2024年5月25日土曜日
セルフレスキューの練習(24/5/25)
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