2024年5月31日金曜日

Tucktecに感謝!(24/5/31)

 FacebookのTucktec group(リンク)をみていたら「2023年バージョンが壊れたのでTucktecに連絡したら2024年バージョンを速やかに送ってくれた」という投稿が載っていた。Tucktecのカスタマーサービスの優秀さは定評があるがさすがに日本までの送料を考えたら無料交換は無理だろうと思ったがダメ元で以下のメールを送ってみた。

Hello, dear customer service.
A 10ft one developed a crack in one of the folds and water came in, so I discarded it. But later the 8ft one also developed a crack like the 10ft one at the same place of the stern. I'm still using it by repairing it with tape but I'm afraid my kayak might sink someday. I imagine that the Tucktec of 2023 version was prone to cracking due to the hardness of the plastic. I'll attach photos of the two broken kayaks for reference. I hope you send a new Tucktec 2024 version for a replacement according to the 3 Year Warranty.

そしたらたった一日で返事が来た。
I am so sorry to learn this happened to your kayak.  I can replace if for you with a new 2024 10'.

なんと!2024年製の新品(10フィート!)を無料で送ってくれるという。驚いた。
PAKAYAKがあるのになぜTucktec?と思うかもしれないが今ゴリラテープで補修しながら使っているTucktecは8ftでやや安定性とトラッカビリティに不満がある。10ftが来るなら千刈みたいなPAKAYAKを持って降りるのが無理な場所もTucktecが活躍してくれる。しかもTucktecの2024年バージョンの10ftは軽くなって9㎏になった。8ftの12.5kgより3kg以上軽い。さらに材質が変更になって組み立てが簡単になったのでcrackも発生しにくいだろう。





スプレースカートを室内で試用してみる(24/5/31)

 
今日は雨なのでPAKAYAKのコクピットを室内に持ち込んで


SEALSのスプレースカート(COASTAL TOUR #2.2)をはいてコクピットに入ってみた


パドルは長すぎて室内で振り回すわけに行かないのでブルワーカーで代用





2024年5月29日水曜日

龍化隧道をカヤックでくぐる(24/5/29)

 
昨日の線状降水帯による豪雨で一庫の水位が上がっていることを期待したがドーリーにPAKAYAKを乗せてスロープを降りていったらむしろずいぶん水位が下がっている。水面の芥をパドルで脇に追いやって乗船。ただ昨日腹筋・背筋のトレーニングをしたせいか腰背部が重痛い。それでまず上流へ向かった。
驚いたことに龍化隧道がすっかり姿を現している。このトンネルはむかし植村治郎兵衛というひとが大枚の自費をなげうって作り上げた手掘りのトンネルで往時は大阪から丹波へ行くために多くのひとがこのトンネルを利用したそうだ。しかしこの上に新龍化トンネルが作られ一庫ダムが出来たために水没。水位が低いときは姿を現すとのこと(リンク)。
カヤックで通過できるか不安だったがしずくの落ちる入り口を通って通過。天井や側面は岩肌がむき出しで野趣満点。隧道を抜けると一庫大路次川の上流の浅瀬から川の水が奔流となって注ぎ込み水面が逆巻いている。怖かったのですぐにUターンして下流へ向かったものの知明さくら橋でUターンして帰ってきた。
追記:この隧道をカヤックで通れるのは貯水位が標高140~143メートル前後の時だけなので一庫ダムのホームページ(リンク)で現在の水位を確認することをお勧めします。





2024年5月25日土曜日

セルフレスキューの練習(24/5/25)

PAKAYAK2回目ですぐに不安感は消失したが1回目のあと考えた。怖いのは転覆を経験していないからだ、何度も転覆すれば慣れるしどの程度傾けば転覆するか、そしてどの程度まではパドルで修復可能なのかを体験しておくことが大切なんじゃないか。

それで昨日転覆とセルフレスキューを練習しに千丈寺湖へ行ってきた。
ちなみに行く前に繰り返し見て学習したのはこの動画↓



そしてこれが僕の転覆編↓


Cowboy Scrambleを試みるも失敗↓

↑手だけで這い上がろうとすると船体が回転してしまう

Cowboy Re-Entry 失敗1回目


Cowboy Re-Entry 失敗2回目

↑これを見るとフロートパドルを全然有効に使えていないことがわかる


まず転覆する前にどの程度揺れても大丈夫かやってみたら結構安定していてなかなか転覆しないので意を決して転覆した。それからパドルにフロートを装着して息を吹き込んで膨らました(このとき挿入口をしっかり閉めなかったためにフロートの間に水が入って重くなって後々やりにくくなった。
次にYouTubeで一番簡単そうに見えたHeel Hook Rescueというのをやってみたが左足はコックピットに入るが右手でパドルを船体に乗せて一気に這い上がろうとするが全然身体が上がらない。次にCowboy Scrambleに挑戦したがこれもダメ。次に船尾からCowboy Rescueをやってみたが途中まで匍匐前進しても中央くらいまで来ると船体が回転してしまう。カヤックを引きながら一旦陸に上がって体勢を立て直して再びCowboy Rescueを挑戦したがダメ。

ヘトヘトに疲れて吐き気もするし、敗北感で泣きそうになりながらボンヤリした頭で車を運転して帰宅。帰宅後しばらくしたら妻が帰ってきたので「ちょっと寝る」といって寝床へ。起きたら妻がうどんを作ってくれていたが身体が冷えているのでうどんにたむらのカレーを入れてカレーうどんにして食べた。またしばらく寝て、起きてからカヤックを洗って納屋にしまった。その頃からようやく身体が温まって元気が戻ってきた。

今日一番恐怖だったのはライフジャケットのポケットから家の鍵や車の鍵が顔を出していたことだ。そのまま落としていたらと思うとゾッとする。特に車の鍵はビニール袋に入れていたのに水滴が入っていたのが大問題。なんとかしなければ。

反省点はいくつかあるが、まず手だけで這い上がろうとすると船が転覆する。一旦身を沈めてその反動でキックしながらジャンプして上体を船に被せる(この動画が参考になる)。
特にライフジャケットを着ているとどうしても身体が仰向けになってしまってそのままキックしても身体が船に乗らないのが問題だ。

船尾からカウボーイで乗るとき匍匐前進して船体の中央付近まで来ると重心が上がってきて転覆しやすくなる。出来るだけ上体を下げ、フロート側のパドルを左に短く伸ばして体重をやや左に傾けながら匍匐前進する。このとき体重を左に傾けすぎたりフロート側を長く伸ばしているとパドルとコックピットのヘリをしっかりつかんでいても「てこ」の原理で船体だけが反時計方向に回転してしまう。

動画を見て簡単そうだなと思ったがとんでもなかった。やり方さえ覚えておけば転覆したらその通り実行すればいいかと思っていたが実際に体験してみるとこれは一回やそこらでは習得できない技術であった。特に70歳も近くなってからカヤックを始めた僕のような人間にとっては練習は大切だ。

追記:
今朝起きたら胸部から肩に掛けての筋肉痛あり。昨日セルフレスキューの時に這い上がろうとして火事場の馬鹿力みたいに力が入っていたせいだろう。




2024年5月22日水曜日

PAKAYAKで知明湖を一周(24/5/22)



今日はPAKAYAKを車に積んで一庫大路次川へ。二分割してスロープを降り下で合体させた。カヤックに乗り込むのに今まではパドルを後ろの座席にホールドして乗り込んでいたが今日は船尾からまたぎながら前へ進みお尻を入れて最後に足を入れるという方法をとったら入船が容易だった。
漕ぎ始めてすぐに思ったのは昨日とは打って変わって全く不安感がない。身体がPAKAYAKに慣れたのだと思う。ルンルンで漕ぎ続けた。一庫大路次川を南下して岬を回り田尻川を遡上して知明湖キャンプ場で一旦上陸。再び南下して岬を回って一庫大路次川を遡上して出艇場所へ戻ってきた。途中でhappy kayaking状態になり自転車を漕いでいるような楽しさを自覚。やがて脳内エンドルフィンが出て多幸感を感じた。2時間半漕いで12㎞。平均速度は5.2㎞で最高速度は12㎞だった。PAKAYAKはやっぱり速い。
出艇場所では釣りをしている男性に挨拶をしたあと艇を二分割してスロープを持って上がったがつらかった。やっぱりドーリーを持ってくるべきだった。サキソホンを吹いている人を見た。





2024年5月21日火曜日

PAKAYAKからの返事で新バージョンであることを確認(24/5/21)

 PAKAYAKから返事が届いたので段ボール箱のスタンプと船体船尾のロゴを確認したところ間違いなく20%軽量の新バージョンだったようだ。個々の部品が正確にはやや重かったり軽かったりすることで理論通りの重さにならないことがあることや体重計が正しくキャリブレーションできていないことが原因のこともあると。安心したのでお礼の返事を出した。

  • You can confirm the Pakayak you received is in fact the lightweight Bluefin by looking at the stamp on the box that begins with the color of your kayak. You will see a model number that begins with BF142, if it ends in LT your boat is indeed a lightweight Bluefin. If you no longer have the shipping box, you can check the logo on the stern section, if it does not have “142” after Bluefin, your kayak is a lightweight.
  • The Bluefin is created from many individual components, each of which can have a +or- variation from piece to piece and this variation can account for a variation in the overall weight of individual kayaks.
  • Also, it is possible that the scale you used is not calibrated and can be off by a few pounds as well.



2024年5月20日月曜日

PAKAYAK初出航(24/5/20)
























夕べ寝床でボンヤリ考えた。カバーに入った状態のPAKAYAKをそのまま車に積み込むのは重すぎて無理だ。ということは分割して積み込めばいいということだ。カバーありきで考えるから無理がある。
そこで今朝個々のパーツをガレージに運んで、6つのパーツのうち一番大きな座席の前後を入れ子にし、次に前後の中間の部分を入れ子にし、それぞれを車に積み込んだ。あとは船首と船尾と椅子を車の隙間に入れて車載完了。何度も言うようだが何しろ重いので駐車場から船着き場までの距離が短いことを優先し千丈寺湖へ。車から全パーツを降ろして駐車場と船着き場の中間にある階段の平らなところへ運んでそこで組み立てた。組み立ては簡単だった。ロックをパチンパチンと留めるだけ。




そして出航。乗ってみて実感したのはTucktecと違ってやはり揺れが大きい。普通に漕いでいる分に問題はないが船底のタオルを取ろうとしたり逆方向に漕ごうとしたりといったイレギュラーな動きをするとてきめんに不安定になる。
ただ速度は速くなった。Tucktecでのんびりは4キロで速く漕いだら8キロだがPAKAYAKではのんびりが5キロで速く漕いだら10キロオーバーだ。
今のところHappy Kayakingにはほど遠いがとにかく慣れるしかない。

追記:今まではiPhoneで撮った動画をiCloud経由でPCにダウンロードしてそれをYouTubeにアップしたものをこのブログに貼り付けていたがiPhoneから動画を直接YouTubeに4Kでアップしたものを貼り付けると4Kでブログで見れることがわかった。次回からそれでいこう。




2024年5月19日日曜日

PAKAYAKが来た(24/5/19)

二日早くPAKAYAKが届いた。ところが驚いたことに恐ろしく重い。持ち上げられない。段ボール箱を開けてそれぞれのパーツを抱えて体重計に乗って測定してみたら25.3kg(カバー込みだと+2.45kgで27.75kg)。タク8ft+背負子より10キロ、タク10ft+背負子よりも8キロ近く重い。付属のショルダーベルトで背負ってみたがこれで千刈の出艇場所まで上り下りするのは無理だろう。





2024年5月17日金曜日

桂川で川下り(24/5/17)

宇津峡の桂川へ。
漕いでも漕いでも進まないので所々川岸に上がってカヤックを引っ張りながら遡上したが転倒してウエストポーチが水没。ポーチの中の財布やその中のお札も水浸しになった。厚手の洗車クロスで船内の水を何度も絞って排水するのだがはかどらずなかなか大変。ビルジスポンジを買っておくんだった。宇津峡公園キャンプ場まで行きたかったが「いこいのきしべ」とキャンプ場の真ん中当たりでUターン。
帰りは流れに乗ってスイスイ進んだが急流では岸壁にぶつかったりしてスリリングなカヤッキングだった。











2024年5月15日水曜日

8フィートのTucktecも駄目(24/5/15)

 

いつもならカヤックに行くのだが今日は天気が悪い。そこで懸案のTucktecの船尾側二つ目のあからさまな谷折れにゴリラテープを貼ろうと思って納屋から引っ張り出した。すると10ftと同じ場所にわずかに裂け目が入っていた。渋々ゴリラテープで補修して船首側の同じ場所を見たらこちらは完全に貫通していた!以前からこの船も操舵中に船底に水が溜まってくるので定期的にタオルで拭いて船縁でタオルを絞るのを繰り返していて、それはパドリングで入ってくる水だと思っていたのだが、道理でひたひた水が入ってくるわけだ。とりあえず船尾側と船首側と両方をゴリラテープで補修し船尾側の谷折れの表と裏にゴリラテープを貼った。

Tucktecは米国内なら保証で新品と取り替えてくれるが日本は無理だろう。いや交渉してみたわけじゃないのでなんとも言えないが。まぁこういう船だと納得して使うことにする。
Fedexから来週月曜日にPakayakが届くとの知らせ。楽しみ。




2024年5月11日土曜日

Tucktecいろいろ調整(24/5/11)

 Tucktecを納屋から出してきてフットレスト棒を一段伸ばした状態で外れにくく、かつ装着を容易ならしめるためヘリをヤスリで削った。それからこれはずっと懸案だったがなぜ折りたたみ椅子の溝が渡し棒に上手くかからないのかを調べてみたら座面が凹型にに反っているせいだと判明。そこで自室の押し入れからアクリル板を持ってきて座面とプラ板の間に挿入したら椅子の溝が渡し棒にきちんとハマるようになった。




2024年5月10日金曜日

Tucktecで鳥撮り(24/5/10)

 今日もいい天気なのでカヤックに行くかどうか考えている。明日もいい天気だが風速4メートルだ。今日は1~2メートル。どちらをとるか?で、行ってきた。千刈は出港時に屑で覆われた泥のなかに足を突っ込まないと行けないのが難点。鳥を撮るためにOM-1に300㎜を付けて行ったのだがほとんど鳥はおらず大空振り。コゲラとヒヨドリとヤマガラがいたがコゲラもヤマガラもこっちを向いてくれなくて、かろうじてヒヨドリを大きく撮れた。








2024年5月8日水曜日

スプレースカート(24/5/8)

 SEALSのスプレースカートが届いた。いいと思う。PAKAYAKで転覆しない自信が付いたら着用しよう。