2025年10月30日木曜日

フィッティングは怖いの巻

 


今日は風もなくいい天気。さっそく朝から千丈寺湖へ。釣り人の先客がいたが気を使って場所を移動してくれた。ありがとう!
前回一庫ですごく寒い思いをしたので今日はドライスーツを着てきたがエアー抜きをしっかりしていなかったので沈脱したあと足が浮いてしまってカヤックを陸まで引っ張っていくのに難儀した。そのあとしっかりエアー抜きして再度ステップ2をトライしたが全然ダメ。まったく起き上がれなくなっていることに驚く。何が悪かったのかサッパリわからない。しばし湖畔で呆然とする。もうあとちょっとで上がれるくらいなら頑張る意味もあるが、全然駄目だったので改善点が思いつかなければ何度やっても無駄だろう。今日はもう帰るかと思ったが、そういえば足がすごく窮屈だったしフットブレイスを移動すれば?と考えた。しかし今日はドライスーツを着ている。いつもなら裸足なので簡単にフットブレイスの位置を変えられるが今日は駄目だろう、でもサーフシューズを脱いだらいけるかもと思ってやってみたら出来た。左右とも1段奥へ。そのあとまぁ駄目もとと思いながらステップ2をやってみたら簡単に上がった。なんだか狐につままれたみたいな驚き。えっ??フットブレイスを1段移動しただけやで! でもまぁそういうことなんだろう。フィッティングの怖さをしみじみ感じた。調子に乗って6回回った。今日はこれで終了。明後日は再びステップ2をやったあとステップ3に挑戦だ。

2025/10/30


2025年10月29日水曜日

振り出しに戻って


昨日惨憺たる結果だったので昨夕から今朝にかけてチェリーペリーさんの動画を参考に昨日失敗した理由を考えていた。そしたら自分のロールが正しい道から大きくハズレていたことに気がついた。

守るべきこと:
シャフトをデッキから離してはならない。
これはすでに一ヶ月前に気が付いていたのに忘れていた。シャフトが艇から離れるのはレッグドライブが足りないからだ。
右手よりも左手。
左手でシャフトをデッキに強く押さえつけながら左手で投球するように肩を回す。
動画では左手だけでcontinuous rollをしているシーンもある。右手はほんの添え物。右手がシャフトを押さえつけるとシャフトが沈んでしまう。

ステップ3の沈状態では両手を高く掲げて必ずパドルを空中に出すこと。そしてシャフトを90°回すときに左手はチャインを超えること。

ストームロールのスイープ。
チャインへ伸ばした左手はシャフトを船底に押し付けながら時計回りに12時から4時に向かってプッシュすると結果的にパドルの右側は水面をスイープする。右手でスイープするのではない。左手でプッシュすることが結果的にスイープなのだ。


ちなみに彼女の動画ではユーロブレードではブレードの角度を問題にしているがGパではまったく角度について言及していない。

2025/10/29


2025年10月28日火曜日

失敗に次ぐ失敗

 


アオコだらけの一庫でストームロールにチャレンジしたが完敗。内容は動画の字幕どおり。
ウエットスーツだけでは身体が冷えてつらい。次回からドライスーツを着ることにしよう。

追記:動画を見返していて気がついた。シャフトがデッキから完全に離れている。

2025/10/28



2025年10月26日日曜日

ストームロールのスイープにおける手首の角度(補記)




昨日紹介した伊東さんのストームロール動画(リンク)でわかるようにストームロールのスイープでは手首は順手(※)ないしやや反屈ぎみになっている。

スイープのときに限らずGパの順手ではパドルのブレードは前方斜め45°位に傾いている。
この傾きでパドルを後ろに漕ぐとブレードは沈もうとする。これをDiving Angleという。
逆にブレードを後方斜め45°に傾けて漕ぐとブレードは浮き上がろうとする。これをClimbing Angleという。

ストームロールのスイープでは船を起こさないといけないので理論的にはブレードはClimbing Angleが好ましいが、そのためには手首を思い切り反屈させないといけないだろう。

次回ストームロールの練習をするときに実際に手首がどの角度のときに起き上がりやすいかも検証したいと思う。

(※)一般的に順手というのは鉄棒などで逆手の反対を意味するがここは手関節が屈曲も反屈もしていないニュートラルな状態を指すものとする。

2025/10/26

2025年10月25日土曜日

手首とパドルの角度

 


昨日失敗した原因を考えている。
現場での実感はリカバリーの際にまったく水を掴(つか)めていなかったということ。
それで昨日の動画を見るとパドルのブレード面が艇に平行になっていない。
おそらく最初は招き猫の手をしていたのだが途中で手首が反転してしまったのだろう。
で、この状態でストームロールを諦めてステップ3をやろうとしたがブレードが水面に平行になっていないので水を掴めず起き上がれなかったわけだ。

前回10月7日にステップ3にトライしたとき沈状態からパドルを90°回転させてステップ2へ持っていくときにすごく水の抵抗を感じた。それで伊東さんのnote(リンク)を再読すると動作手順の③で招き猫の手(手関節の前屈)を指示されている。それで昨日はそれを実践したのだが、ストームロールならその90°回転の過程で起き上がらなければならない。しかし招き猫のままだとほぼスライスするだけで水を掴めないので当然起き上がれず、90°回転のあとステップ3で起き上がろうとしたがおそらく手首が反転してブレードが水面に垂直になってしまっていたのだろう。
肝心のスイープのときに招き猫の手で水をスライスしてしまい、次いでステップ3で手首を反転してしまったのだから上がれるわけがない(笑)。

さて、ユーロパドルでは招き猫の手でリカバリーする。
ユーロとGパの違いを模式図を書いてみた(青線はパドルの角度)。

ユーロでは普通に漕ぐときに(↑順手(※))ブレードは水面に対して垂直の角度をとる。
これに対しGパではブレードを45°くらい前方に傾けて入水する。

ユーロのロールでは招き猫の手にするとブレードはリカバリーの回転軸に垂直になるのでしっかり水を掴むことが出来る。逆に順手や手首反屈では水をスライスして空振りしてしまう。

Gパの招き猫の手では90°回転のときは抵抗なく水をスライスできる。それはつまりブレードが水面に対して平行になっているということだ。
で、90°シャフトを回転したら(ブレードは水面に平行のままなので)そのまま漕ぎ下ろせばブレードが水を掴んで艇を起こすことが出来る。これはステップ3の場合。
しかしストームロールではシャフトを90°回転させる過程でリカバリーが行われるので、このときにブレードが水面に平行になっていたら水を掴めない。
前回10月7日にステップ3にトライしたとき沈状態からパドルを90°回転させてステップ2へ持っていくときにすごく水の抵抗を感じたのは招き猫の手をやっていなかったからで、それでも、いやそれだからこそ起き上がれたのは手の角度が順で水を掴んでいたからだろう。

この手首の角度は伊東さんのストームロール動画(リンク)でも確認することが出来る。
最初は招き猫の手だがシャフトの回転が始まるとすぐに順手に、そこからさらに手首反屈へ、戻しの段階では完全に反屈

つまりまとめると
ステップ3のためには招き猫の手が必要。
しかしストームロールのためには順手もしくは手首の反屈が必要。


ちなみにステップ2やステップ3の完沈状態でパドルのブレードがデッキ上にペタっと接しているとき手首が招き猫になっていたら、その手の状態で起き上がったときのパドルの角度を確認するとそれはまさしくGパの順手の角度になっていることがわかる↓




次回は招き猫の手でセットして完沈し、シャフトを90°回転する時に水の抵抗がないのを確認し、さらにブレード面が艇底面にピタッと接しているのを確認してからステップ2で起き上がるというのをやってそのあと
順手もしくは手首反屈でセットして完沈し、その手のままシャフトを90°スイープしながらリカバリー(これはストームロール)できるかを確認してみようと思う。

(※)一般的に順手というのは鉄棒などで逆手の反対を意味するがここは手関節が屈曲も反屈もしていないニュートラルな状態を指すものとする。

2025/1025



2025年10月24日金曜日

寒かったしダメだったし

 


事情があって2週間カヤックが出来なかった。今日は久しぶり。
前回ステップ3が出来たので今日はストームロールだ!と意気込んだが全然ダメ。ストームロールはおろかステップ3も上がれず。ステップ2に戻ってトライしたら成功したが、今日は風速10メートルで寒かったので這々の体で帰宅。
ステップ3にトライして失敗した動画を見るとパドルの角度が水をまったく捉えていない。

追記:バスマットはあまりに窮屈だったので外してやったらステップ2で成功した。日によって感じ方が違う。

2025/10/24


2025年10月7日火曜日

フィッティングやりなおしとステップ3

 

チェストスカリング失敗のあとステップ2でリカバリー

チェストスカリングのあと引き続いてステップ2

ステップ2を5連続

ステップ3初挑戦

ステップ3の4回目と6回目


千丈寺湖に着いてからフィッティングをやり直し。バケットシートを元の位置に戻してフットブレイスを手前に。そのあとから実地練習。
チェストスカリングで起き上がれるなら毎回沈脱しなくてすむと考えてやってみたら起き上がれない。それでそのままステップ2で起き上がった。次にチェストスカリングで起き上がったあと引き続いてステップ2。そのあとステップ2を5連発。
その次にいよいよステップ3に挑戦。セットで体幹を左に強く回旋して前屈しないといけないのだがうまくいかない。体が固いせいか。そのまま回転してパドルを90度の位置にもってこようとするのだがデッキに貼り付けたInsta360 GO3に当たってしまう。なんとか90度に持ってきてそのあとはステップ2で起き上がった。
そのあともInsta360 GO3に当たらないように練習を繰り返した。とにかくパドルを90度に持ってくるのにすごく水の抵抗を感じる。もっと前屈して両手を水上に出さないといけない。
最後にサイブレイス用のバスマットなしでも起き上がれるかやってみたがバスマットありの時のほうが楽に上がれる。最後に沈脱して今日の練習は終了。バスマットの長さを短くして外しやすくしようと思う。

追記:このステップ3の行程を考えたときにパドルを90°回転するときにInsta360 GO3に当たるというのはどう考えてもおかしい。これはおそらく90°回転の時ではなく沈するときにパドルの先が浮き上がってカメラを引っ掛けているのだろう。沈するときにパドルをしっかり持つようにしよう。
更に追記:パドルを90度に持ってくるのにすごく水の抵抗を感じるのは招き猫の手になっていないからと思われる。

2025/10/7


2025年10月5日日曜日

カナックのフィッティング

 


前回はフットブレイスの位置調整をやったが今日はその続きでバケットシートの位置調整。
まず固定のネジを外す。

バケットシートを後ろや前にずらして感触を確かめてみた。毎回ネジ止めするのは面倒なのでベルクロテープを使用。その結果わかったことは後ろにずらすとレイバックロールのときに背中にコーミングが当たって痛い。逆に前にずらすとしなやかに後屈できて、かつ「デッキに触れる腿の面積が大きくなりますので、脚の使い勝手がより良くなります」(←これは伊東師匠の言葉(リンク)。

最終的にこの位置に決定。でもまだ新品でネジ穴を開けるのは憚られるし、いずれまた位置をずらしたくなるかもしれないのでとりあえずはベルクロ固定で様子を見ることにした。

サイブレイスはFacebookのOsawa師に教えてもらったレジャーマットの3枚折り。これに補強並びに水の侵入を防ぐ目的で周囲にゴリラテープを貼付。

カナックに乗り込んでみた。なかなかいい感じ。ただし降りるときはレジャーマットを取り出してからコックピットから下半身を出さないとシートのベルクロが剥がれる恐れがある。もちろん沈脱のときにはそれどころではないが。




↑これはチェリーペリーさんのフィッティング動画


2025/10/5

2025年10月4日土曜日

フットブレイスに手が届かない問題

 


カナックは細くて長い。おまけに僕はキーホールタイプではなくオーシャンタイプを選んだのでフットブレイスに手が届きにくいこと甚だしい。
それでSTORM-ONで伊東さんに見せてもらったような発泡スチロールを足先に突っ込むことにした。
バケットシートを外してアルミ製フットブレイスを外した。発泡スチロールを整形して中に滑り込ませられるようにした。あ、そうだ突っ込んで抜けなくなったらいけないから発泡スチロールの中央に穴を開けて紐を通して引っ張り出せるようにしないと。とここまで作業して夕方になったので続きは明日にしようと撤収。

その夜寝床に入ってからひらめいた。もぞもぞ起き出してきて、取り外したカナックのフットブレイスを見たら、あれっ?ひょっとして、これって足でロックを解除できる!?ロックを解除できるなら発泡スチロールはいらんじゃないか。それに!PAKAYAKのフットブレイスはスライドロック式なのでもしビスの間隔が同じなら交換してしまえばいいじゃないか!その思いつきに興奮しながら就寝。

で、けさ早速納屋のPAKAYAKを確認してみたらビスの間隔はカナックと同じだった!PAKAYAKのフットブレイスを外してカナックに装着することも考えたが、せっかくカナック用に付けてもらったアルミ製のフットブレイスをPAKAYAKに付けるのはもったいない。まずは本来のフットブレイスを再装着して足で操作できるかどうかやってみよう。
でやってみたら簡単にできた。いやー、こんなに簡単だったのか。みんなこっそりこんなふうにやっていたのかな。こっそりというか、気が付いたら誰でもやるだろうし僕が気が付くのが遅かっただけか。うーむ。



2025/10/3




2025年10月3日金曜日

昨日の反省

 



昨日アップした動画を何度も見返して検証。上半身の動きに違いはなさそう?なので問題は下半身か。3回目の失敗動画を見るとどうもレッグドライブが不足している気がする。1回目もギリギリ起き上がっているがレッグドライブが足りないのでシャフトがデッキから離れかかっている。

2025/10/3


2025年10月2日木曜日

カナックでステップ2

 



さあ今日はカナックの2回目だ。千丈寺湖だ。と張り切って行く準備を始めたのは良かったが試しにBelkin Stand Proがちゃんと動くかやってみたらまず起動しない。起動したらしたで全然追従しない(※1)。なんじゃこりゃ!と腹が立ったが、まぁ充電不足かもしれないしiPhone13proの方の問題かもしれないと気を取り直して今度はInsta360 X4のスイッチを入れてみたがこれまた起動しない(※2)。どうなってんの?まぁ原因は帰ってから調べようということで、じゃあ仕方がない、今日はInsta360 GO3だ、とあれこれやっているうちに8時になってしまった。急いで出発し千丈寺湖に到着。
早速カナックでステップ2の練習を始めたがどうもフットブレイスが窮屈だ。もうすこし奥にずらしたいがどんなに頑張っても手が届かない。仮にもう一段奥にずらすことができたとしても、もはやマジックハンドでも使わないかぎりステップを手前に戻すことは出来なくなってしまうだろう。それでフットブレイスは手前までずらして足はフリーにした。足はフリーにしてもサイブレイスが効いているので大丈夫なのだ。それでステップ2をやってみたら足が自由になった分ヒップスナップの自由度が増してロールしやすくなった。しかしやっぱり足がブランブランなのは気持ちが悪い。STORM-ONで教わったように紐で引っ張って回収できる発泡スチロール板を作ったほうが良いのかもしれない。それからお尻がどうも落ち着かない。どう落ち着かないのかまだよくわからないがいずれ伊東さんのブログ(リンク)を参考にカスタマイズするだろうと思う。
※1,2とも単なるバッテリー切れでした。

2025/10/2