先日のNRSの動画(
リンク)を参考にスカーリングをやってみたが全く陸に近づかない。いやむしろ遠ざかってしまう。何度やっても同じ。もっと身体を右に傾けなければと思うのだが倒れそうになって恐怖ですぐローブレイスしてしまう。それで一旦諦めて普通にカヤッキングしようと途中まで漕ぎ進んだが、これでやめたら何のために高いドライスーツを買ったのかわからない。絶対後悔すると思って引き返した。もう一度挑戦したがやっぱり駄目。でも諦めきれない。
それで今度はせめてNRSの動画でやっていた仰向けスカーリングに挑戦することにした。ところがこれも失敗。仰向けになった一瞬だけ、あ、浮くかと思ったが瞬く間に沈んでしまった。なんとかロールで復帰。
あーあ、やっぱり出来なかった。出港場所のスロープまで戻って、どうせもう今日はすでに転覆したし一回も二回も同じことだと思って挑戦。寝転ぶと一瞬浮きかけるが沈んでしまう。ロールで復帰しようとしたが2回失敗。息が苦しくなりながら3回目でなんとか浮上することが出来た。
わかりました。出来ません。帰ります。帰って泣きながら失敗動画でも観ます。
帰宅後に動画を見て気が付いた。
体幹をもっと思い切り左に捻って顔を空に向けるべきだ。そうすれば腕もパドルも水面を漕ぐことで沈没を免れる。そうしなかったために腕やパドルが水中深く潜って浮力が失われ転覆したのだ。ロールを2回失敗したのは顔がパドルを向いておらず頭から起き上がろうとする初歩的なミス。3回目も同じ。起き上がれたのは腕力、つまりヤケクソロールだった。あんなに練習したのに顔の向きを体が覚えていなかった。がっかり。
それにしてもスカーリングの難しさよ。
ひとつはPAKAYAKの二次安定性?
傾斜40度を境にそれより斜度が小さいと強い復帰力、大きいと一気に転覆。リーンを維持することがとても難しい。つまり僕のスカーリングが陸に進まないのは適切なリーン斜度が維持できていないからではないか?
もうひとつは手首の返し。動画を見るとフォワードストロークからバックストロークに切り返すときに手首が返っていない。バックストロークのとき十分に手首が返っていないために深く水をキャッチして艇が倒れそうになる。それが怖いからリーン斜度を保てない。
対策:
手首の返しをしっかり意識すること。そしてリーン斜度を保つために安定した高速パドル往復運動を身に付けること。
うーん、これまた大変だ。
2025/1/19