2024年10月31日木曜日

PAKAYAk小ネタ集

 

from the PAKAYAK original site

PAKAYAKは6分割のモジュラーカヤックだ。左端がバウ(船首)で右端がスターン(船尾)。


from the PAKAYAK original site

問題は分解して収納するとき。
僕のPAKAYAKは船首や船尾のモジュールを上図のように外そうとするときにラッチが引っかかってうまく外せないことが多い。カチャカチャやっているうちに外れるので大した問題ではないが今日はその原因をハッキリさせようと思ってガレージで組み立てと分解をやってみた。

それでわかったのはラッチの根部には巻きバネがあってロックを外すと自然と船体側に巻き戻る仕組みになっているのに船首のモジュールでは3つのラッチのうち1個はバネが弱くてダラ~ンと垂れ下がってしまう状態。これがロックの受けの部分に引っかかってモジュールが外せなくなるのだ。

船尾のモジュールに至っては3個のうち2個がダラ~ン状態(笑)。

それでラッチを分解してバネを巻こうかと思ったが面倒なので鬼ピタという両面テープを上図のように貼り付け。
カヤックを分解するときにラッチのロックを解除したらラッチを手で持ち上げて船体内部に押し付ければもう垂れ下がってこない。
これで1件目の案件が解決。

次は船首モジュールを船尾から2番目のモジュールに収納するとなかなか取り出せない問題。
以前現地でいざ組み立てようとしたら引っかかって取り出せず焦ったことがある。そのときはガチャガチャやっているうちになんとか取り出せたので事なきを得たが、以後念の為このモジュールだけ入れ子で収納しないようにしていた。

その解決法は至って簡単だった。船首の船底部分に左手を差し込んで上方に牽引し、船尾から二番目のモジュールの船底の三角の溝部分を右手で下に押し下げればOK。この溝はそのためのものだったのか。

案件その3。
これはPAKAYAK案件ではないがパドルの件。
僕のパドルは"Aqua Bound Sting Ray Carbon 2-Piece Posi-Lok™ Kayak Paddle 250 cm"という製品だが昨日ダム湖でハードに漕いでいるときにシャフトの部分でかすかにピキッという音がする事に気がついた。今日それをはっきりさせようと思って自室に持ち込み、2ピースを接続した状態でオス側のブレードを床に押し付けるとメス側シャフトの受けの部分でやはり微かに音がする。あぁ嫌だな。このパドルはちょうど1年前に買って気に入っているのだが受けの部分の何処かにヒビが入っているのかもしれない。とりあえずテープでぐるぐる巻きして補強したがどうするか考え中。

2024/10/31



2024年10月19日土曜日

パドルホルダー

 


曇空なのでカヤックに行くか迷ったが結局一庫ダムへ。一庫大路次川の上流の東岸へ行ってみたら水位が驚くほど低下していていつものスロープがずっと下左方に伸びている。そういえば去年の秋の終わりに来たときもこんな感じだった。
カヤックを泥のスロープにおろしてすべらないように恐る恐る乗り込んだ。今日は長距離を漕いでみようと思って湖の外縁をグルっと回ってガウナイ川の突き当りまで行って上陸。少し休憩し、ついで保ノ谷川を経て田尻川を北上。漁協のスロープが見える所まで来たら釣り人がいてそこからは浅くなっていたのでUターンして今度は湖の内縁を南下。かなり疲れて腰も痛くなってきたので岸辺に船を寄せて休憩。動力がほしいとつくづく思った。
頑張って漕ぎ続けて無事帰港。カヤックをドーリーに乗せてスロープを上っていったが途中でパドルホルダーの吸盤が1個なくなっていることに気付いたので岸辺に戻って回収。

この吸盤パドルホルダーはパドホルという製品で愛用している。ほかにYakclipsというNRSの製品も船体に傷付けずにパドルを保持できて吸盤式のパドホルよりしっかりパドルを保持できるがコーミングリップに装着する方式なのでスプレースカートを履くときは装着できない。
今回パドホルをなくしてそのあと回収できたがとにかく吸盤はすぐに外れる。PAKAYAKが新品のときは船体に穴を開けるのに躊躇したが、最近ではけっこう引きずり回してあちこち傷が付いたので今回思い切って船体に4ミリの穴を開けてハドホルをビス固定した。

2024/10/18



2024年10月10日木曜日

スプレースカートなしでロール



スプレースカートなしのロールに挑戦。ロールは出来たがコクピット内に侵入した水が多すぎてまるで湯船につかってるみたいだ。それだけならまだしも艇の安定性が失われすぐまた転覆しそうになる。これは全く予想していなかったので驚いた。慌てて折りたたみバケツで水を掻き出したが水が多すぎていつまでたっても挺内の水が減らない。せっかく持ってきたポンプもお話ならない。そうこうしているうちにいつの間にか着岸していたので挺から降りていつも通りカヤックをひっくり返して水を全部出した。
静かな湖面で転覆することはまずないだろう。転覆するとすればシーカヤックだ。スカート無しのシーカヤックをイメージしていたので今回このチャレンジをしたわけだがスカートなしのロールは復元してもとても不安定、しかも波に揺られたらすぐにまた転覆するだろう。水の掻き出しが短時間なら可能だが今回の経験でシーカヤックにはスプレースカート必須とわかった。水に濡れたシャツが冷えて寒かった。今年のロールはこれで終了かな。
でもロールできるようになったのでPAKAYAKでのカヤッキングに安心感が生まれたことは大きい。





2024年10月2日水曜日

PAKAYAKでロール完成編




今日はパドルフロートを装着してロールをチャレンジしてみたらフロートが重すぎてスイープできない。これは全然だめだとフロートを外してロールチャレンジしてみたがやっぱり全然だめ。何がダメかというと膝がコクピットから外れてしまうのだ。
それで一旦水から上がってフットブレイスを一番前にスライドさせシートの背もたれも10cmほど前方へ移動させたらコクピット前方へtaperするカーブ内側に両膝がぴったりフィットした。これでよし!と思って挺に乗り込んだら意外な問題が発覚。体幹とともにスプレースカートも前方に移動するのでスプレースカートの後端をコーミングリップにはめようとしても手が届かない!
それでいったん中腰で体幹を後方に移動しスプレースカートの後端をはめて、そこを保持したまま体幹をスライドインする。すると背もたれをお尻の下に敷くことになるのでお尻を前方にスライドさせて背もたれを本来の位置に誘導する。それからおもむろにスプレースカートの前方端と側方端をはめて完成。やれやれ。
で、この状態でロールチャレンジしてみたら大成功。あっさりと何の苦も無く。いやもちろん例の5ステップのうち最初の2ステップを守りながらだが、つまり体幹をしっかり左に回旋し両腕を上げて大きく弧を描き最後はハイブレイスの要領で漕ぎ下げた。
6回連続成功し完全にマスターしたことを把握。いやー長かったなぁという感慨と、北島康介じゃないけどチョーきもちいい!心の鬱屈が雲一つなく晴れ上がる幸せ。
もちろんこれまで高野師匠たちに教わったことが大きいが、それでも上手くいかずに暗礁に乗り上げていたのを今度は理論と学習で突破し克服できたのは大きい(ほんとのことをいうともう半分以上諦めていたのだ)。