グルグル巻きなのを
広げる
舳先から折り畳もうとしたが硬くて無理なので胴体をひもとマジックテープで締め上げる
ロックバーの穴にレンチを引っかけてテコの原理で胴体側面を折り曲げる
午前9時から組み立て始めたがまず舳先(へさき)のパネルが硬くて寄せることが出来ない。船の胴体をひもとマジックテープで寄せてようやく50分かかって金具をロックすることが出来た。
次に胴体の4つ(前2つ後ろ2つ)の金具をロックしたいのだが前の金具はとても無理。後ろの金具をレンチで寄せてロックしたらようやく前の金具をロックさせることができた。それから船尾の金具をロックした。これは容易だった。
6つの金具のうち船首の金具で50分かかったが残り5つの金具は10分かからなかった。合計1時間。椅子を付けてパドルを組み立てて、浮きのバーを装着して終了。船首からとりかからずに胴体の金具を先に絞めればよかった。
参考になった動画は↓
それとこれ↓
1回目の組み立ては時間はかかるがこのままほっておいて翌日バラして組み立て直せば折れグセが付いているのでもっと早いと思う。少なくとも1回目の組み立てを川や湖の岸でやるべきではないと思う。仲間がいれば別だが。女性一人では絶対無理。
翌日の追記:
今日再度組み立てと撤収してみた。昨日出来上がったカヤックをそのまま庭に一晩放置して折れグセを付けておいたおかげで今日の組み立てと撤収はいずれも7分弱だった。
今日気が付いたことを箇条書きにしてみる。
- 組み立てる際、やはり船首が一番難儀する。船首は後回しにして胴体の金具のロックを優先すべき。
- 胴体の金具のロックは翌日でもレンチが必要だった。
- 浮きの棒(Snap-on Stabilizer Kit)は船体の側縁にはめるだけだが側縁の上部ではなく一番下部に引っかけること。引っかけるときは船体を内側に押しながら引っかけるのだが船体に乗り込んで作業すべし。
- フットレストの棒はラッチの穴とボタンをずらしておいて船体内側にあてがい、棒を伸ばした状態で軸を回転させてパチンと止めるとよい。
- 組み立ての時も撤収の時も船首と船尾は船の外から股で挟んで作業するとよい。
- 組み立ての時も撤収の時も船首の処理が終わったらあとは船体に乗り込んで作業するのがよい。
- 撤収の折り込み作業は5回折り込んだら次に椅子を巻き込んで6回目の折り込みをするのだが、このときすごく抵抗があったらそれは胴体の金具が折り込みの位置になっているからである。金具のロックを解放すれば6回目を折り込むことが出来る。
- 7回目を折り込んだら椅子を固定していたベルクロバンドで巻き締めするのだがそのときバンドが手元にないと巻いた船体がまた広がって往生する。バンドは最初に椅子を外したときに首にかけておいて、7回目の折り込みのあとバンドを船体の下に誘導するとよい。
- 椅子の背面を固定していたバンドは椅子を外すときに船体の外に放り出しておくのだが、留め具のメスのプラスチックはこのときバンドの一番外側にずらしておかないと、すべての作業が終わって、さてコンパクトになった船体を肩に引っかけようとして留め具のオスとメスを接続しようとしたときに、メスの留め具が船体内に巻き込まれていることに気が付いて天を仰ぐことになる。
- 船首の金具も船尾の金具もお尻を穴に差し込んで金具の頭を上方向に180°回転させてロックする。2023年製の10フィートのTucktecはそのような仕様である。
- 以上の作業は、少なくとも初回は気温が20℃以上でないと難しい。それはこのカヤックが「高密度ポリエチレン熱可塑性プラスチック」という特殊なポリマーで出来ており低温では非常に硬いからである。寒い時期に購入したひとは初回の組み立てと撤収は20℃以上の室内で作業することをお勧めする。
- へさきと船尾のプラスチック製のバンドは別に留めなくてもいい。かっこはよくないが。
11月中頃の早朝に近くのダム湖で朝霧の風景を撮りたいと思ってカヤックを買ったが、そのころの気温だと現地での組み立てと撤収にかなり難渋するだろう。インフレータブルにすべきだったか。
さらに追記(翌々日):
今日3回目の組み立てを行ったが金具のロックが格段に楽になり手でロックできるようになった。これで寒くなってもなんとかなりそうだ。
TucktecのFacebookを見ていたら今年の初夏頃からカヤックのプラスチックの素材が変更になってツルツルのプラスチックがtexturedに変わってからというもの、曲げるのにすごく力がいるようになって、なおかつ何例か折り目に割れが発生しているようだ。僕のもtexturedだ。どうりで組み立てに苦労したわけだ。